基礎を育み，
逞しく生きていく子どもたちを育てる
日本大学藤沢小学校の理念は，『自主性と創造性』です。これは，自ら学び,自ら考え，自ら道をひらく力を身につけ，自己の役割を理解しつつ発信することができる“人”を育てる日本大学の理念「自主創造」を具現化するために，早い段階（小学生）から自主性や創造性の芽を育てていくことを考えて設けられました。
勉強面では，毎日取り組む国語や算数などの基礎教育科目の他に日本大学生物資源科学部の先生や有識者をお呼びして，「海の危険な生き物」や「講談」等の特別授業を行うことにより，日頃体験できないふぐに触ったり，高座に上って張り扇を叩いてみたり，新たな体験や感覚に子どもたちの興味は広がります。授業中に子どもたちに芽生えた素直な疑問に，授業を行った先生方も，「大学生には無くなってきた発想・感覚で質問してくれるので本当に楽しい」，「小学生から受ける発見が多くあります」と言われます。
また，子どもたちは運動会や文化祭などの学校行事において，行事を盛り上げたり，滞りなく進行を行うための放送や用具運びに関わりを持つだけではなく，縦割り活動による繋がりを大切にして，高学年の児童が下の学年の子どもたちに教えたり，上手にできない児童を励まし元気づけてくれたりします。これから子どもたちはグローバルな社会で生きていくことになります。情報が氾濫している世の中で色々な人と関わりを持って生きていかなくてはなりません。
そんな子どもたちに，本校では，机上だけでは学ぶことができない体験を通して，興味の幅を広げ，自主的に創造的に考え行動ができるように，また，直面する色々な問題に，善し悪しを判断しながら挫けることなく逞しく生きていけるように，基礎的な教育と経験，そして相手を思いやる優しい心を“ゆたかに，のびやかに” 育んでいきます。
