5年生農場実習<SDGs ~ 燕麦でストローづくり>

日本大学生物資源科学部には広大な農場があります。5年生農場実習では、豊かな農場で育っている燕麦を使った<ストローづくり>をしました!

「燕麦をカマで刈り取って、束にしてはぜに掛ける。1週間乾燥させて、ハサミで切るとストローができるんだよ。この取り組みはプラスチックを減らすというSDGsの取り組みのひとつなのだよ。完成したストローは自宅に持ち帰れるよ。」と大学の先生から説明を受けると、5年生のみんなは「どんな味がするのかな?」「早くやってみたい!」とワクワク。

まずはカマが安全に使えるのかなと不安に思っていたけれど、安全に使うことができ、みるみるうちに燕麦の山が。束ねる作業はちょっと難しそう。「蝶々結びできないよ。」「手伝って!」と協力しながらようやく、はぜ掛け。中には結び目が緩くてやり直す場面もありましたが、なんとかみんなで刈り取った燕麦が並びました!

1週間後、乾かした燕麦をストローにしました。まずは大学の先生の話をじっくり聞きます。

先生から「麦に規則的に入っている節の両側をハサミで切るよ。長さは20cmくらい。今日みんなが切ったストローは一回大学に持ち帰って煮沸消毒するよ。その後、みんなの手に渡るからね。」と説明があり、早速子ども達はハサミ片手にテキパキと燕麦を切っていきます。

「この太さなら、タピオカが吸えるかな?」「長いストローにすれば、隣の席の人のジュースが吸えるかも?」など言いながら、和気あいあいと作業すること約70分。多い子は170本、丁寧に切った子は50本程度、山盛りのストローができました!

「こんなに頑張ったのだから、自分達で作ったストローを持って帰りたい!」という声もあり、今日のところは数本ずつ持ち帰ってよいことになると、みんなは大喜び!

授業の後、うれしいエピソードが!担任から「みんなが作業を終えた後、大学の先生や大学生が後片付けをしてくれているんだよ。今度お会いしたときに感謝の気持ちを伝えようね。」と話がありました。すると、「後片付けをお手伝いしに行く!」と休み時間にお手伝いをする姿がありました。大学の先生や大学生が準備や片付けをしてくださっているからこそできるストローづくり。感謝の気持ちを伝えられる子がいることに、心が温まりました!

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