11月30日(水)の3・4時間目に特別授業を行いました。日本大学生物資源科学部生命化学科植物栄養生理学研究室の伊藤紘子先生にご来校いただきました。
特別な能力をもつ植物が持っている機能や機構を解明し利用することで、農業上の様々な課題を解決する研究をされています。今回は特別な能力の一つである色素について、実験を通してご講義していただきました。
まず、色素の抽出実験をしながら、反応によって起こる色の変化を見せてくださいました。アントシアニンが重曹によって、鮮やかな青色に変わったときには歓声が上がりました。
また、ほうれん草の色素体である葉緑体を取り出して、その葉緑体が光を吸収するかどうかの実験を行いました。光をあてると発色する特殊な絵の具を利用して実験しました。葉緑体が光を吸収した時にも歓声が上がりました。
今回の特別授業を受けて、より植物に関心をもつようになったと思います。最後の質問時間では、「なぜオジギソウは動くのですか。」「トマトを太陽にあてなかったら白くなりますか。」「植物はどのようにして起こったのですか。」など、積極的に質問していました。伊藤先生だからこそ答えられる質問ばかりでした。
最後に子どもたちは感謝の思いを個人的に伝えていました。それだけ魅力的な授業であったと思います。これからも自然を大切にして過ごしてほしいと思います。